2011年11月15日火曜日

2011年秋・たつがねツーリング with 伊里前、名足、志津川小の子供たち

かえるくん@今日は2度目の投稿です。

昨日の14日のたつがね山MTBサイクリング参加しました。
天気も思ったよりずっと良く、楽しい楽しい一日でした。
今日も現地で作業中のよっちゃんやハイジさんに変わって、速報レポを書いてみました。
記憶違いもあるかと思いますので、参加されたみなさま、どうぞツッコミ入れてくださいませ。
(写真のレイアウトが上手に行かず苦戦しました。。。。誰かレイアウトのコツ今度教えてください)

13日に平成の森に宿泊した私と盛岡のトモミちゃんはファミマで地図をコピーし、8時すぎに歌津中学校へ行くと既にハイジさんとよっちゃんが来ていました。簡単に打合せをし、子供たちへ貸し出しする自転車の用意や、受付準備を行なっていると仙台サイクルショップDimensionの樋口さんが到着。樋口さんは歌津MTBドリームプロジェクトが始まってからずっと技術サポート(自転車組立のアドバイスなど)を行なっています。今日は走行フォローと乗り方アドバイスなどを行なってくれるそうで、ホントに心強い方の参加です。8時半を過ぎると続々と子供たちや阿部正人先生、加藤さんも到着し、各々今日初めて自転車で登るたつがね山へのサイクリングにドキドキ&ワクワクしているのがわかります。もちろん私もとっても楽しみです。今回はRQ歌津ののんさんも車でサポートしてくれるそうなので、のんさんに荷物を預ける準備をして申込用紙(子供たち分)を回収し、9時半すぎにいよいよたつがね山へ向かってスタートです。

 


たつがね山へは歌津中からRQの前を通って吉野沢方面へ。その後上沢へ出て県道を登山口へ向かいます。その際、佐信輪業へ寄って行く予定だったのに、前の方のグループはあっという間に佐信輪業を通り過ぎて行ってしまいました。佐信さんと奥様が外に出て待っていてくれたのに、、、、、もうぅぅうう。私とよっちゃんで佐信さん夫妻にインタビューしてから、みんなの後を追います。この日は平日だったので佐信さんはお仕事中。(来年の実行委員長の二階堂安さんもお仕事でした)次回のサイクリングはご夫妻もぜひご一緒しましょう。


佐信さんのところを通過しちゃうほど高速?で行ったためか、私とよっちゃんが休憩していたみんなに追いつく頃には、ヒロミとトウゴがちょっぴりお疲れ気味でした。みんながスタートしてもなかなか自転車に乗ろうとしません。やっぱり小学生には大変だったのでしょうか。。。。のんさんがサポートカーに積んで来てくれた冷たいコーラや私の持って行ったキャンディなどをあげたり、石塚君が背中を押して登ったり、くーちゃんぱぱ(加藤さん)が付き添っての走行、とサポートしながら何とか2人もたつがね山の登り口まで辿り着きました。

たつがね山の登り口からは距離は5km。これを見て「近い」と感じるか「遠い」と感じるかはその人次第。甘えん坊のヒロミは「5kmもあるのかー、むりだーーーー!」と言い、「俺は車に乗るぅ」とごねるが、ここで頑張って自分で登ってこそ、山頂にたったときの喜びは大きいのだぞ、、ヒロミクン!



14日は思ったより暖かい天気のよい日だったので、紅葉もきれいでした。



すぐに「休んでいいですか。もうダメです」とかって言ってたヒロミも、先に山頂へ着いてた樋口さんが下って来て「もう少しだよ」と並走してくれるようになると、ちょっぴり元気になり樋口さんといっしょに山頂駐車場を目指して走り始めました。その顔はなんだか満足そうに見えたのは私だけでしょうか。良い顔してたよヒロミ。

山頂駐車場に着くとレストハウスのところから、「ヒロミがんばれ〜」「もうすぐだよ」という応援の声が聞こえてきて、鎖を除けて最後の登りに入るとハイジも自転車に乗って迎えに来てくれました。。。。が、恥ずかしがり屋さんのヒロミは仏頂面して自転車を押しながら登って来ます。レストハウスのところで阿部先生がみんなに呼びかけてゴールのアーチを作ってくれ「最後は自転車に乗ってゴールしよう」と言ってくれましたが、恥ずかしそうなヒロミは「いいよぅ、、」とアーチをくぐらずゴールしました。でも本当にがんばったと思います。震災後、あまり運動が出来ない状態も続き、久しぶりのキツい運動だと登っている途中にポロリと言っていたのをチラリと聞いたのです。でもでも良くがんばってたね、ヒロミ。またいっしょに走ろう!

レストハウスから歩いて、山頂までみんなで行って、海岸線をずっと見ました。阿部先生が「ここから見える海岸沿いの町並みもとてもきれいだったんですよねー」という言葉を聞いて、気仙沼の自転車関係の知り合いが 「たつがね山から広がる眼下の被災地区が・・・私は悲しかったです」と言っていたのを思い出しました。

山頂から駐車場に戻って、のんさんが車で運んで来てくれたお弁当をみんなで食べてから、いよいよ「たつがねMTB大会」のコースの一部と、この間秋田の高橋さん&原田さん(2人ともわんぱくメンバーズであり、たつがねMTB大会の常連さんです)が下見をしてくれたコースを下ります。初めてサイクリング経験のなおちゃんママことユミチャンや、私の友人のトモミは「ドキドキするぅ」と言いながらもニコニコ。この2人、初参加で「登れませんよぅ」と言いつつ、しっかりあの5kmの登りを自転車(ときどき歩き)で登りきってしまいました。来年の大会は「応援」なんかじゃなく、「選手参加」してくださいね〜♪


シングルトラックを下る前に、樋口さんから「ブレーキの掛け方」「下りの乗車姿勢」「コーナーリングのコツ」などの簡単に説明と講習があり、駐車場でまずは練習してから、ちょっぴり下って「たつがねMTB」のコースへ。大会運営をずっとやってきた「くーちゃんぱぱ」こと加藤さんが先導してシングルトラックへ入って行きます。








落ち葉ふかふかのシングルトラックはあっと言う間に終わってしまいました。転んじゃった子も大人もニコニコしています。楽しい楽しいシングルトラックでした。(サイクリング終了後、樋口さんが「もう少し道を踏んであげるともっともっと走りやすくなる」と言っていました。山径は生もの。震災後、ここを歩く人も少なくなったのでしょうか。土が自然に帰ろうと少々柔らかくなっているようです。これからも機会があれば走って道を踏みに行きましょう)



楽しいシングルトラックが終わって林道へ出ると、一部コケがあるところや土がドロドロになっているところもあるけど、とっても走りやすくなります。舗装されたところへ出るとすぐ下にお堂があり、子供たちがみんな鐘を付いていました。ゴーン、ゴーン、ゴーン。それを聞いたサポートカーののんさんがカメラを持って上がって来てくれました。ここでサポートカーののんさんとまた合流し、最後のライドで歌津中へ向かいます。


ここでトラブル発生。仙台の新聞屋の石塚君の後輪がスローパンク。思わぬ「パンク修理講習会」となりました。小学生のみんなも興味津々で修理のやり方の説明を聞きながら見ています。こういう実地の体験を見て経験してから、先月の自転車教室のような講習会に参加するということを繰り返し、子供たちも自転車に詳しくなって行くのだろうなあと思っていますので、今回のようなトラブルも結果的によかったです。石塚君のスローパンクを修理して田園の中を走り、石泉への登り返しを登って歌津中へゴール。最後は自分が乗った自転車の掃除(泥だらけになったフレームを拭いて、チェーンの掃除をし油を差すという作業)を行なってから自転車を返却し、集合写真を撮って解散。心配した小学生の「たつがね山周回サイクリング」は大成功に終わりました。今回は急な呼びかけでもあり、参加者が小学生数名に大人数名というしっかりしたサポート体勢が取れたことと、子供たちの中に既に自転車に慣れている子も居たということも大きかったと思います。またサポートに来たというなおちゃんママことユミチャンや、サイクリング初めてという盛岡のトモミという大人の初参加もあったこともよかったと思います。正直言って田束山の歌津側の登り勾配はそこそこキツく、いっしょに押して歩いてる大人がいるから子供たちも安心できたんだと思うので、ユミチャン、トモミ、思いきって参加してくれてありがとうございました。

自転車のいいところはペダルを回し続けていると前に進むこと。ゆっくりでもいい、押してもいい、休んでもいい。そうやってペダルを回して行けばキツい坂道も、峠も越えて行けるし、変わって行く風景もゆっくりと見ていける。自転車だけではなく、人生もおんなじだと思います。今回震災や津波で大変な思いをして現在も辛く厳しい生活を送っている子供たち(大人も)が歌津だけでなく全国に沢山いると思います。でも今回「ペダルを回し続けることで前には進むんだよ。いつか目的地に着くんだよ」ということを身を持って知ってもらえたことは大きな成果だったと思います。小学生にとって大きなチャレンジだったと思いますが、きっと忘れられない思い出となってくれたキッカケがMTBって、、、ステキです。

今回なおちゃんママ(ユミチャン)も参加してくれましたが、大人もぜひいっしょに走ってもらいたいなあと思いました。歌津界隈のみなさまや興味のある方いっしょに行きましょう。
また中学生たちともいろんなところを走ってみたいと思いました。

★ 2011/11/16 追記(現地滞在中のハイジさんからメッセージ)

しんがりをカエル君が引き受けてくれたので、私は登り(しか役にたたないので)先頭~りょう君、なお君、だい君の間を行ったり来たり。樋口さんは流石にアシストもうまい。
勉強になりました。子ども5人に対して大人9人(未経験者2人初心者1人サポートカー1人含む)参加。試走できなかったので原田さんのレポート助かりました。
改善点はありますが怪我もなく、直前の募集にも関わらず大勢参加してくれて結果よかった。月1回くらいで続けたいですね。




★参加メンバー(撮影;かえるくん)★
「たつがね山サイクリングどうだった?」「よゆ〜〜〜!」
「また行こうねー」「おー!」

★コースタイム(ヒロミ君と走ったかえるくんの参考記録です)★

平成23年11月14日(月) 天気;晴れときどき曇り 気温15℃くらい 微風

歌津中集合      9:00
歌津中スタート    9:45
佐信輪業     10:05
払沢ダム     10:30
田束山分岐         10:35
山頂駐車場         11:35
田束山山頂         11:45
MTBコース        12:45
林道合流     13:15
お堂       13:30
歌津中ゴール   14:00
歌津中解散    14:35

おまけ;RQ歌津の居候のキジトラ君


2 件のコメント:

  1. かえるくん、素晴らしいレポートありがとうございます!
    現地のよっちゃん、ハイジさん素晴らしい活動に感動!
    プロジェクト、素敵なことになってますね~

    私も早く時間を見つけてみんなとたつがね山ライディングしたいな~!

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  2. ワッキーへ

    かえるくんです。

    お帰りなさい!!
    お疲れさまでした!!
    感動をありがとう!!
    タスマニアレース、ワクワクドキドキさせてもらいました!!
    それでもって、、、、待ってたよー♪

    タスマニアレースのことも子供たちに話をして欲しいなあ。
    もっちろん私も生で聞きたいよぅ。
    落ち着いたら企画してください。

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