2012年1月17日火曜日

現状と今後の展開

震災から10ヶ月が過ぎ、様々なことがありました。
ワンパクドリームの活動も一筋縄ではいかず、二転三転したことも数え切れず・・・。
少しでも直接 被災地に携わった方なら理解できると思いますが、
計画なんて全くその通りに進まないんです。
もしマニュアルや予定通りのことしかできないのであれば、それは国の政策と一緒です。

民間人が少数で集まってできる事などたかが知れています。 だからこそ不平等でもいいから可能な範囲でフットワーク良く活動したいと思ってここまでやってきました。


最初の段階では

・MTBの組み立てで被災地に雇用を生む
・小中学生の通学の足にMTBを提供
・MTBで遊べる場所を作る
・たつがねMTB大会の復活
・瓦礫撤去などのボランティア

が大きなテーマでした。
中でも通学の足の確保は最重要項目で、多くのメーカー様、ショップ様、個人様のお力添えを頂きました。

当初の目標には及びませんでしたが、全ての項目において少しづつ貢献できたと思います。
本当に皆様のご協力ありきです。 ありがとうございました!



今後の活動は「たつがねMTB大会」復活を最重要項目に、MTBの普及活動がメインになって行きます。
理由は様々ありますが、通学の足としての需要がほとんど無くなったことが大きいです。
まだ街灯はそれほど整備されておらず、冬場は日暮れが早いので、真っ暗闇を長距離通学するのは危険。
現在は通学バスも運行されており、学校のすぐ近くに住んでいる子供達もコレを利用しています。
そして最大の理解者であった阿部校長先生が昨年でおやめになりました。


現状、残念ながら使われないで倉庫に眠っているMTBが複数あります。
せっかくメーカー様に御提供いただいたのに使わないのはもったいない。
たつがねMTBのメンバーや地域住民と協力して、今後は普及と地域活性につなげていこうと思っています。

現在、ワンパクドリームのメンバーは「ボランティア」という気持ちでプロジェクトに関わっていません。 
「自分の好きなことを通じて現地の方と仲良くなったり、楽しいお酒が飲めたり。 ついでに地元の方が少しでも笑顔になってくれればそれでいい。 もう一つ言えば、自分が楽しみたい!」。
そんな感じです。

震災から10ヶ月たち、歌津からは殆どボランティアが消えました。 人が減ってちょっと寂しい感じです。
歌津にはガソリンスタンドもコンビニもあります。 仮設商店街もできました。
贅沢はできないけど、それなりに物は買えます。
ワンパクドリームのメンバーで伊里前小学校の教諭である阿部正人先生も講演会のたびに言ってます「気楽な感じで遊びに来て下さい。 とにかく来て見て下さい!」。

自分もそう思います。
田束山にはMTBの常設コースもあります。 気軽に遊びに来て下さい!

*買い物はなるべく被災地でお願いします



mamiken



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